あまくない砂糖の話 観ました
「あまくない砂糖のお話」
という映画を観てきました。場所:みなみ会館
(以下ネタバレありますよ)
砂糖の摂取が人体にどれだけリスクがあるのかという事を、1日スプーン40杯分!!の糖類を摂取するという食事を2ヶ月間続けたオーストラリア男性のドキュメンタリーです
(米国平均で1日の砂糖摂取量がスプーン40杯という事実を確かめてみたいとの事で)
かつて話題になった、マクドナルドのメニューだけを30日間食べ続けたらどうなるか?の「スーパーサイズ ミー」の砂糖バージョンみたいなのです
特に興味深いのが、お菓子やコーラ、ジャンクフードなどの体に悪いと言われるものは一切摂らずに砂糖40杯…という点です。
食事として選んだのは、ヘルシーな食品とされているシリアルや低脂肪ヨーグルト、スムージーなど。
これが実は大量の糖分が含まれているというのが恐ろしいところです。
⬆︎こういうのが2カ月のメイン食材です
本来のガモー氏は、健康志向の彼女の影響で野菜やナッツなどを常食としており、体調も良好の快活な青年でした。オシャレな雰囲気イケメン?なんですよ。
それが、実験が進むにつれて…
みるみるみるみる、顔も体も変わっていくのです('A`lll)
内臓脂肪が増えてお腹が前に突き出しててきますし、顔色も悪いし顔つきも悪い、肌も荒れてくるし
はじめは甘過ぎる事がしんどいと言ってたのに次第に美味しいと感じるようになってきて、しまいには砂糖を欲する禁断症状まで表れてきます。
食べるとすぐハイになるけれどすぐ落ち込み、糖分を強烈に欲してまた摂取するという、ひどい中毒症状になってました。
こわい こわい こわい
目がトロンとして、ぐったり寝込んじゃったりしてなんかヤバいのです
彼は実験途中に砂糖の害にまつわる企業や作家、研究者、砂糖の過剰摂取で悲惨な事になっている人達に会いにいくのですが、それも結構ショッキングな内容なのですよね。
大量の果糖入りジュースの過剰摂取による虫歯で、20代で総入れ歯にする見た目ロックな青年とか
ともかくすごく考えさせられます。 そして危機訴求がものすごいです
食の安全の話になると、怪訝な顔をしたり、『好きなもの食べることが一番の健康』と、食に気を使う人を何処かバカにする人もいるかと思います
主義はそれぞれですし、あまりにもストイックに食に制限をかけるのも、実生活や付き合いに弊害が出たりする事も確かにあると思うのです(私も一年だけベジタリアン経験ありで、そういう事については色々考えました)
この映画も、砂糖は悪だと訴えたいのではなくて、砂糖の摂取について、正しい知識を持ち、考えるきっかけにして欲しいというガモー氏のスタンスを随所に感じました。
知る事ってものすごく大事だと思います。
知らないのに、先入観やこだわりだけで決めつけて行動するのは、損するどころかすごく大切なものを無くしてしまう事なのかもしれませんね。